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2025年6/7~6/8に埼玉大学で開催された、「第15回日本光合成学会年会およびシンポジウム」にて蛋白質結晶学(栗栖)研究室所属の藤田雄也(博士前期課程2年)がポスター発表を行い、ポスター発表賞を受賞しました。ポスタータイトルは、「温泉紅藻由来の可溶性集光アンテナであるフィコビリソームの機能・構造解析」で、温泉紅藻がもつ太陽光捕集タンパク質であるフィコビリソームが、高温酸性環境でどのように光合成反応を制御しているかについて理解するため、生化学解析およびクライオ電子顕微鏡法による構造解析に取り組んだ結果を報告しました。本研究の成果は、極限環境への適応機構を明らかにするだけでなく、藻類の進化と太陽光獲得機構の変化の関係性を理解する上でも重要な知見になります。
本研究は、大阪大学工学研究科、大阪大学蛋白質研究所に加え、豊橋技術科学大学工学部応用化学・生命工学専攻ゲノム光生物学(広瀬侑)研究室との共同研究になります。
写真:会場で指導教員である栗栖源嗣教授(左)、川本晃大准教授(右)との写真になります。