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〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2−1

 

生物プロセスシステム工学研究室

生物プロセスシステム工学研究室(BioProcess Systems Engineering)では,一連の生物的イベント(生物プロセス;BioProcess)やその反応場(システム;Systems)を解釈し(知の探求;Science),バイオの力を利用することで,人類の営み(生活,産業活動の維持)に幸せを導くこと(知の利用;Engineering)を目指します.特に,酵素など生物反応を支配する素子や細胞・組織などの反応場を提供する空間を対象とし,「ヒト組織の成り立ちを理解し,育む技術を構築・利用する」ことに興味を持ち,生物プロセスの観点から健康・医療技術の問題解決を目指しております.
主たる研究としては,再生医療・組織工学を主とした領域にて,細胞・組織製品の製造にかかわる技術構築や,創薬における領域にて,ドラッグスクリーニングシステムの構築と,細胞・組織を活かした技術構築を行っております.さらに,産業化活動として,生物プロセスシステム工学の観点から,細胞製造を介する新産業分野(細胞治療,再生医療,バイオアッセイ,創薬などへ展開する細胞製造業など)に対し,3つの要素(ヒトづくり,モノづくり,ルールづくり)から成る「コトづくり」を実践し,産・官・学の三位一体で産業を興すことに貢献したいと思っております.「モノづくり」では,細胞製造に関する要素技術を開発し,技術統合された製造プロセスを構築します.さらに,個々のプロセスを一貫性をもってシステム化することで,種々のニーズに応じた最適な細胞製造を実現したいと思っております.「ルールづくり」では,実用化を見据えた技術開発の促進を目指し,規制対応や国際標準化による環境整備を行います.「ヒトづくり」では,細胞製造全般のセンス良い人材育成(モノづくりとルールづくりを理解できる人材の育成)を行います.特に,学生には,研究活動を通し,生物化学工学に関する知識の習得や,先輩・後輩からなるチーム作りを通しての行動力(物事の考え方,達成方法,議論方法,組織形成方法)の資質形成を目指した,いわゆる生物化学工学的センスが磨かれた人財(人材)を輩出します.さらに,スタッフと学生の共同作業による「思いやりのある人財の輩出」を目指した研究教育を行っております.「思いやる力」は,研究などの企画推進,安全確保,組織形成には不可欠なもので,将来,リーダーシップを発揮する有望な人財であると思っております.

     
現役学生による研究室紹介

学部研究室配属時や大学院受験後に研究室に入りたい学生さん
私どもの研究室に興味ある学生さんはお気軽にお問合せ下さい.

連絡先:kino-oka at bio.eng.osaka-u.ac.jp
TV会議などでお話しさせていただきます.

【「幹細胞の培養法・培養工学のためのコンソーシアム」第5回シンポジウム開催について】
大阪大学大学院工学研究科テクノアリーナ(細胞製造コトづくり拠点)は、2021年11月27日に、「幹細胞の培養法・培養工学のためのコンソーシアム」第5回シンポジウムを開催いたします。
本シンポジウムは盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加、大変ありがとうございました。
開催報告はこちら

【細胞製造コトづくりシンポジウム開催について】
大阪大学大学院工学研究科テクノアリーナ(細胞製造コトづくり拠点)は、2021年11月1日に、細胞製造コトづくりシンポジウムを開催いたします。
本シンポジウムは盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加、大変ありがとうございました。
開催報告はこちら

【ポスドク募集のお知らせ】
本研究室では,新規プロジェクト開始に伴い、研究を進めていただける特任研究員を4名募集いたします.
研究内容としましては,以下のうちのいずれかを実施いただく予定です.
詳細は紀ノ岡(kino-oka at bio.eng.osaka-u.ac.jp)までお問合せ下さい
・細胞培養・運命シミュレーター構築
・MSC製造工程設計システム構築
・QbDアプローチに基づくMSC製造管理システムの構築
・MSC懸濁培養法の構築







日本医療研究開発機構(AMED)「再生医療の産業化に向けた細胞製造・加工システムの開発ヒト多能性幹細胞由来の再生医療製品製造システムの開発(網膜色素上皮・肝細胞)」
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=s2Hz3cuaTWo


日本医療研究開発機構(AMED)の再生医療実用化研究事業における委託研究課題「特定細胞加工物/再生医療等製品の品質確保に関する研究」(研究代表者:国立医薬品食品衛生研究所 新見伸吾)、の分担課題「無菌性保証及び工程等の微生物汚染リスク低減のあり方に関する研究」(分担担当者:紀ノ岡正博)は、平成26〜28年度に、再生医療等製品の無菌操作法ガイドライン(案)(以下、本案)を作成しました。
詳細はこちら



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